歯が黄色くなるのはなぜ？

投稿日：2016年7月8日

こんにちは。海星会スタッフOです＼(^o^)／最近は、芸能人だけでなく、一般の人や男性でも、美意識が高くなり歯並びがキレイで、白い人が増えてきました。そもそも、なぜ歯が黄色くなるのでしょうか？その原因はさまざまです。原因別に、対処していくことをお勧めいたします。まず、原因は以下の８つから考えられます。 ①「着色・歯石の付着」 色の濃い飲み物や食べ物を多く摂る方は歯に色素（ステイン）が付着しやすくなります。これは飲食物の色素なのですが、一度付着してしまうとブラッシングでは簡単には落ちないほど、強力に付着しています。コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、赤ワイン、コーラ、ココアなどカレー、ケチャップ、合成着色料などを使用した食品、たばこや葉巻も着色の原因となります。上記を好んで摂取するかたは要注意です。水筒にこびりついた茶渋のように、なかなかとれません。また、磨き残しが多いとプラークが硬くなり、歯石となります。歯茎も腫れてくるため汚く見えたり、口臭もでてきます。「歯周病」という状態です。歯石の色は、最初は「白＞黄色」ですが、ステインなどが付着し始め、徐々に「黒」へと変色していきます。 ②「加齢変化」 年齢を重ねることで、黄ばんでくることがあります。もともと象牙質は黄色なのですが、加齢とともにその色が濃くなっていきます。そして、日々のブラッシングや食事でエナメル質が薄くなることで、象牙質そのものの色が透けて見えてくるようになります。これらは生活していくうえで避けることができないことなのですが、「ホワイトニング」によって改善します。 ③「むし歯や治療後の詰め物よる変色」 虫歯自体が黒い齲蝕状態ですが、穴があいても黒く見えます。治療を受けた歯でも「詰め物の変色」や「金属による歯の変色」が起こります。いわゆる経年的劣化というものですが、これらが歯を黄色くみせる原因となります。また、詰め物や被せ物に金属を使った治療を数多く受けている方は、どうしても黒く見えやすくなります。 ④「神経がない歯」 むし歯などにより治療を受けて「神経をとった歯」や気づかないうちに「神経が死んでしまった歯」は、時間とともに少しずつ黒ずんでいきます。特に「神経が死んでしまった歯」は内側から黒くなっているため、しっかりと治療をする必要があります。 ⑤「歯の磨きすぎ」 着色が気になるからといって、間違ったブラッシングをおこなっていると逆効果で黄色く見えるようになります。例えば、粗い研磨剤が入った歯磨き粉で磨いていると、少しづつエナメル質が削れて薄くなり、黄色い象牙質が透けて歯が黄色くなってきます。正しいブラッシング方法を行う必要があります。歯医者で、ブラッシング指導などを受けましょう。 ⑥「口の乾燥」 口が乾燥すると歯に着色がみられるようなります。なぜかというと唾液による「洗浄効果」が弱くなるためです。本来であれば付着しないステインやプラークが付着することが原因です。口呼吸・口腔乾燥症（ドライマウス）・歯並びが悪くて、唇が閉じにくい方にみられます。口呼吸の改善、歯列の矯正治療、ドライマウスの治療が必要となります。 ⑦「薬品による着色」 薬品の中には歯に着色するものもあります。色の濃いうがい薬や内服薬で歯に着色が起こることがあります。うがい薬（ポピドンヨード、クロールヘキシジン）、液体漢方薬、抗生物質（テトラサイクリン）など色の濃い液体の薬などは、使用後にうがいをすることをお勧めします。 ⑧「遺伝病などによる着色」 遺伝的な病気や代謝異常によって変色することがあります。先天性ポルフィリン症、低フォスファターゼ血症、上皮小体機能亢進症、先天性梅毒、過ビリルビン血症、母親が先天性タンパク血症、糖尿病の場合など。遺伝病は根本的な対応が難しいので、歯科治療にて対応することをお勧めします。（状態によっては改善が難しいことがあります）いかがですか？ご自分の歯で、当てはまるものはありましたか？次回は、対処法について書きたいと思います。ところで七夕は終わりましたが、みなさんは何か短冊に書きましたか？私は2回も食べ損ねた「スーラータンメンが食べたい」と書きました。ちゃんちゃん♪

■ 他の記事を読む■

« 7/25は知覚過敏の日　海浜幕張　歯科　マリブ海浜歯科室

噛み癖について »